島根県~神話の国のうまいもの

今回の島根県出雲行きの目的は「出雲蕎麦」。羽田から出雲縁結び空港に降り立ち、バスでJR出雲市駅に向かう。まずはこの出雲市駅周辺からスタートすることにした。当然ながら、駅や出雲大社周辺には蕎麦屋は多い。どこに行くべきか迷うところだが、事前に下調べしておいた駅から近い、「そばの加儀」にいってみることにした。

おぉ、なかなか味のある店構え。味への期待も膨らみます。
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昼時は過ぎていたためか、店内の客は私一人だったので若干心配になるが、気にせず定番の「割子そば」をオーダーする。出てきた割子そばは、基本どおりの漆塗り丸型三段重ねの出雲蕎麦だ。

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出雲蕎麦の特徴は甘辛いつゆだと思う。割子そばで食べる場合、かけつゆとしてはやや甘めがちょうど良い。そして薬味は、海苔、葱、もみじおろし。薬味は好みでよいのだが、私の意見としては、もみじおろしの役割が重要だ。そばの風味+甘めのつゆ+もみじおろしの辛味のアクセントが味の多重構造となって舌に乗っかってくる。薬味もろとも、そばをまぜまぜして食べる。

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甘めのつゆが、そばに良くまとわりついて美味いんです。

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【そばの加儀】
島根県出雲市今市町635


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腹ごしらえをしたあとは、出雲大社へ。大社の記事は改めてアップします。

間食に出雲ラーメン(確かそんな名前)を食べたが、所謂観光地ラーメンで化調ごってりだったので評価なし。気を取り直し、夜は出雲市駅近くの「神在料理『わたなべ』」へ。このお店、基本的な食材は全て地のものを使っているそうだ。ちなみに一般名称としての神在料理というものはないらしい。出雲料理ではなく神在料理とするところは島根の方ならでは。※一般的に10月のことを神無月と言うが、出雲大社のある島根県では神在月と呼ばれている。この神在月ばなしは、秋頃に島根の方に会うとまず全員が口にする(私の記憶では)。それだけ島根県民の方にとっては誇らしいことなのだ。

無花果の白あえ(豆腐とすり胡麻入り)。島根では出雲から10kmほど西に行った多伎地区の無花果が有名なのです。

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無花果の自然な甘さに、白あえのこってりした味が交わって、生ハムにメロン的な組み合わせが面白い。

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お次は里芋の炊き合わせ。柚子の風味がふんわり香って清清しい。しっかり甘めの味付けなんだけど上品に仕上がっている。味の浸み方が違うそれぞれの素材をうまく煮てるのが良く分かる。煮物って料理人の細かい仕事が現れるんですよね。

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お店の入口には料理の鉄人の写真が。若かりし大将と陳健一さん。昔、鉄人に挑戦したそうです。
おいしゅうございました。(岸朝子さん風)

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【神在料理 わたなべ】
島根県出雲市今市町971-27


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翌日は出雲から松江に移動し、昼を取ることにした。宍道湖の畔に店を構える臨水亭で蜆料理を食べる。
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一品目は柳かけ(蜆の山椒煮)をいただく。写真中央のご飯、錦糸卵、蜆の山椒煮を茶碗によそい、だし汁をかけて食べる。蜆が少なめなのが残念!

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せめて、錦糸卵と蜆は半々くらいの割合がほしい。値段が高くなったとしても。

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二品目は蜆カレー。蜆のにこごりを、軽く表面を焼いて固めたご飯に乗せてカレーをかける。

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こんな感じに煮こごりをご飯に乗せて。焼いたご飯の熱で煮こごりがとろけるのです。やはりこちらの品も蜆のボリューム不足が惜しい。

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トロっと蜆が溶けたところにカレーをかける。別添えのクミンシードをまぶすとよりスパイシーになった。カリッとしたご飯とスパイシーなカレーが、蜆抜きでも十分美味しい。

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【臨水亭】
島根県松江市末次本町13

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