福井県~越前の名所ひと巡り

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さて、福井のエントリー最終回は越前の名所をご紹介しましょう。まず福井へのアクセスについて。上の写真のように福井駅は新しく整備された駅だ。聞くところによると北陸新幹線が福井まで来るとか来ないとか?だそうで、新幹線をにらんで駅も整備されているのかもしれない。新幹線が通じていない現時点では、関東からのアクセスは2パターンある。東海道新幹線の米原で北陸本線に乗り換えるルートと、飛行機では羽田から小松空港に降り、直通空港バスでやってくる方法だ。時間的にはどちらも同じくらいだが、じっと長時間座っているのが苦手な私としてはエアーを選ぶ。航空便の方が宿泊付のツアーがお得で選びやすい、という理由もある。

まずは福井駅から曹洞宗総本山の永平寺へ向かう。直通バスで30分ほどで終点の永平寺門前に着く。鉄道ルートで福井駅発えちぜん鉄道で永平寺口という駅もあるが、永平寺口駅からだと門前まで数キロ離れているので直通バスが便利だろう。

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参道の緑が鮮やかで目に沁みます。訪れたのは7月下旬だったのだけれど、山深い場所ということもあり、風が心地よい初夏の暑さだった。都会でせわしない日々を送っている者としては、このような静寂の世界に浸る時間を欲してしまうのです。
この門で入場券を購入しいざ参拝へ。

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最初の建物である吉祥閣は、なぜか鉄筋5階建てだ。ここで10人程度まとめて参拝時の注意点を簡単にレクチャーされてから、ずいずいと寺の中に入っていくことになる。
まず通るのが「傘松閣」。ご覧のとおり156畳敷きの大広間は花と鳥の天井絵が美しい。

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寺の一番奥にある「法堂」をめがけて進んでいく。寺は山の斜面に建っているようなもので、通路は階段になっており、参拝順路に従って左側通行で歩いていく。ところで先ほどレクチャーされた、参拝中にしてはならないNG行動がいくつかある。特に修行僧にカメラを向けてはならないとのことで、ついやってしまいそうになるので注意したい。

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法堂にいたるまでに、山門(1749年建造)や仏殿(1902年再建)など、古くて貴重な建物がつづく。

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上の写真がお寺の一番奥にある「法堂」。天保十四年(1843)の建物だそうです。法堂から下り、お寺の食堂にあたる「大庫院」へ。ここには長さ6mの「大すりこぎ棒」が掛かっている。永平寺には約200人の修行僧がいるとのことで、作る食事も大変な量だろうと想像する。この特大すりこぎも実際に使われたものなのだろう。

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蓮の花が一輪きれいに咲いておりました。

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永平寺では座禅を組んだり、写経をしたり、と実体験プログラムもあるそうなので、時間に余裕のある方は試してみるのもよいかも。帰りはちょうどお昼に差し掛かったので門前のお蕎麦屋で越前おろしそばを食べて帰ることにした。店に入ると3人の永平寺の修行僧がかき氷を食べているところに遭遇。永平寺は曹洞宗の厳しい修行をイメージしているが、意外とお坊さんも自由に夏を満喫していた。修行僧はお小遣い制なのか?いわゆるお給料的なものはあるのだろうか?世俗な考えが頭をよぎる。

さて、お次は一乗谷に向かう。福井駅から越美北線に乗って15分ほどで一乗谷駅に着く。駅は無人で辺り一面、田んぼが広がりのどかな雰囲気である。一乗谷は戦国時代に朝倉氏が本拠を置いたところで、100年余りにわたって越前の中心地だった場所だ。

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余談ですが、日本が誇る秀逸な米「コシヒカリ」はここ福井県の農業試験場で生まれたって知ってましたか?今では新潟産で有名になっているので新潟(越後)と思っている方もいるかもしない。実は福井(越前)生まれなので“越”ヒカリなのです。

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一乗谷ってどんな地形か説明しておこう。東と西を山に囲まれ、南北に伸びる谷の中に3kgほど続いている。この細長い谷に戦国大名の朝倉氏が居城を構え、配下の武士や町人たちが城下町を形成していたそうだ。

駅から歩いて10分くらいで一乗谷の北側の入り口に到着。この先数キロにわたって遺跡群が続く。

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東西の山に挟まれた、幅500mほどの谷に下のような寺や屋敷の遺跡が集積していた。現代の視点で考えると、なんとも辺鄙な場所だと思うが、当時は京からも近くいということで貴族、僧侶や文化人も多く滞在したそうだ。

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下の写真はご存知の方も多いでしょう。○フトバンクのCMでも出てきましたね。堀には鯉が泳いでました。

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門をくぐって、内部はこんな感じ。

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ずっと谷に沿って南に向かって歩いてきて、一番南端の復元された町並みが観光スポットとしては終着点。ここもCMで壁が映ってましたよね。

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帰りは、この復元町並みの近くから福井駅までバスが出ている。一乗谷駅まで戻ると小一時間かかるのでここでバスに乗るのが正解。
福井は他にも見所盛りだくさん。東尋坊の断崖絶壁は圧巻だし、東尋坊近くのあわら温泉とセットで周遊してみるのもいいだろう。あと南では、若狭湾は海岸線が美しく、夏は海水浴に最高のロケーションが多数ある。冬には越前ガニや海の幸を目当てに行くのもいい。

ということで、福井のご紹介は終わり、次回は島根県出雲について書きます。出雲蕎麦、縁結びの出雲大社など、島根も良いところでしたぞ。

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