新潟県~幻の洋梨「ル・レクチェ」がいよいよ収穫!そのしっかり実った果実を見てきた

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10月に入り、ずいぶん涼しくなってきました。いよいよ実りの秋ですね。
今回は、収穫をまじかにした新潟県の特産「ル・レクチェ」という洋梨を見てきた。
新潟市内から南に車で約30分ほど、県内を縦断する信濃川沿いの越後平野のど真ん中にあるヤマヨ果樹園の小柳雅敏さんを訪ねた。この辺りは穀倉地帯でもあるが、肥沃な土地と豊富な水に恵まれた果樹園地帯でもある。
ヤマヨ果樹園さんの歴史は古く、雅敏さんの曾祖父より前の代からこの地で果樹園をやっていたそうだ。
ところで、ル・レクチェという果物どれくらいの方が知っているだろう?一般的に梨はみずみずしい果肉とシャリっとした食感が特徴だが、このル・レクチェはちょっと違う。収穫後に追熟の時間をしっかりとることで果肉がメルティング質(マンゴーや桃のようなトロッとした果肉)に変化するのだという。恥ずかしながら私はつい最近まで知りませんでした。まだまだ勉強不足ですな。

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訪れたのは10月11日、ちょうど一週間後くらいから収穫が始まるという。
ヤマヨさんでは現在約4万個ほどのル・レクチェを作っている。一番古い木で約80年ものだそうだ。歴史を聞くと、明治のころにヨーロッパ原産の洋梨をロシアを経由してこの新潟に入ってきたとのこと。
それでも花芽の管理や摘蕾の技術が確立したのはつい20年前で、それまではあまり陽の目を見ない果物だったのだ。なかでも一番の特徴でもあり難しい点が、先述した「追熟」の作業だ。一般的に追熟には2種類あるそうで、一つは予冷追熟といわれる方法。0℃~3℃ほどに冷却してから追熟させる。この方法だとどの果実も同時に予冷することで熟すスタートラインを均一にすることができる。しかしこの方法では一つ一つの果実の成長具合を無視して均一にするため味や熟度に若干ばらつきがでるそうだ。こちらヤマヨ果樹園さんでは二つ目の方法である自然追熟をとっている。自然追熟では予冷せず、自然の状態のまま熟成をさせていく。途中3回ほど選別の手を入れることで、熟成度合の進み方が合っている果実を揃えて選別していく。つまり自然追熟はより手間と時間がかかる方法でもある。小柳さんいわく、「自然追熟でないと一つ一つの果実の個性を見ながら一番おいしい状態で出荷できない」そうだ。

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袋がけされているのでどんな色、形なのか解らない。一つひとつがとても大切な商品なので袋を開けるわけにはいきません。

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すると、2、3個自然落下したル・レクチェが!
収穫直前はこんな色です。この段階ではまだ、特有の芳醇な香りは出ていない。あくまでも追熟を経て、色、香り、食感が完成されていく。

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ちなみにヤマヨ果樹園さんでは8月から様々な品種の梨を作っている。これは隣の木の「新高」
まるまると肥って収穫をまっています。こちらは試食でいただいたが、シャリシャリ、しっとりみずみずしい美味しい梨でした。

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ル・レクチェは10月の中旬から下旬にかけて、一週間くらいのあいだに集中して収穫される。その後40日程度の追熟期間を経て、12月上旬には食べ頃に熟したものから随時出荷。さあ、今年の出来はどうだろうか?
商品としては2kg、3kgのギフトが主流で、販路はほぼ百貨店や高級フルーツ店になっており、引く手あまたの商品だ。当社では来年の収穫分から取扱いさせていただくことになった。来年は予約販売として告知しますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

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